NEWS 15 Jan 2017-TOPICS

月刊EXILE 2017.1月号 藤田晋さん対談

月刊EXILE 2017.1月号 藤田晋さん対談画像①
月刊EXILE 2017.1月号 藤田晋さん対談画像②
月刊EXILE 2017.1月号 藤田晋さん対談画像③

黒木啓司(以下黒):昨年、AWA(音楽配信サービス)のパーティで、藤田さんと初めてお話をさせていただきました。

藤田 晋(以下藤):僕、相当酔っ払ってましたよね (笑)。

黒:僕もです(苦笑)。

藤:その時、啓司さんが自分のプロジェクト(THE NINE WORLDS)の話を熱く話してくれて。

黒:お若いときから会社を創立されている藤田さんとぜひお話ししたかったんです。

————啓司さんの第一印象はどんなものでしたか?

藤:人当たりが良くて、全然威圧感がないと思いました。今、啓司さんが司会をされている「BPM〜 BEST PEOPLEʼs MUSIC〜」を観たときも思いましたけど、司会に向いていると思いました。

黒:ありがとうございます!

DJ SOULJAH(以下、S):その後、藤田さんと啓司君と僕の3人で食事をしたときに、改めて僕らのやりたいことをお話させてもらって。

黒:あの時はただただ自分たちの熱い思いを一方的に藤田社長にぶつけてしまいました(笑)。

藤:おふたりがAbemaTVで音楽番組をやってくれる雰囲気だったので、ふたりの気が変わらないうちに(番組の)話を進めました(笑)。

————「BPM」は10月からレギュラー放送がスタートしました。

黒:(8月に放送した)“#0”の金子ノブアキさんを筆頭に、毎回コアなアーティストさんが出演してくださって。皆さん(番組に)出たいと言ってくださるのがとても嬉しいです。

藤:ゲストの振り幅が凄いですよね。

黒:「BPM」でしか実現しないようなおもしろいことをやりたくて。例えば、いろんなパートのアーティストたちが集まったひとつのバンドを番組内で作って、SHOKICHIがそのバンドで歌ったり、他のヴォーカルが参加したりというようなセッションが増えていけば、 そのメンバーで新しい作品が作れるかもしれないですし、いずれフェスのような場所に繋がっていくかも しれないなと思っているんです。

S:そうやってどんどん派生していく感じがいいよね。 音楽に特化している番組なので、いずれアワード的なこともやってみたいですし。民放の番組で観られないようなことを積極的にやりたいです。

藤:いろんなアーティストが出たいと言ってくれる番組を作ってくださってありがとうございます。啓司さんのメジャー感があるのに威圧感のない雰囲気が、ミュージシャンにとって居心地のいい番組になっているんだと思います。

S:藤田さんの音楽知識は音楽友達と話すレベルを超えているくらい詳しすぎるので、いろいろと相談したいですし、アイデアをいただきたいです。

————藤田社長が地元の福井県鯖江から上京したときのお話を聞かせてください。

藤:僕は中高6年間ずっとバンドをやっていたので、 もともとプロのミュージシャンになるのが夢だったんです。周りには才能のある音楽仲間がたくさんいたので、自分がプロのミュージシャンになることを諦めたときに、僕が会社を作ってみんなをデビューさせてやろうと思ったんですね。それで、まずは東京に出ないと話にならないだろうということで東京の大学を受験して、合格したので上京しました。

黒:起業されたのは大学卒業後ですか?

藤:ええ。大学を卒業した1年後にこの会社(サイバーエージェント)を作りました。

黒:起業されてからいろんな物事を見てこられた中で、たとえば先輩に好かれないとこの業界ではやっていけないというようなことも経験されたんですか?

藤:もともとインターネット業界はそれまでにはなかった新しい業界なので、業界に年上の先輩、先駆者のような方がいなかったので、ずいぶん気楽でした。ただ音楽やテレビの世界に事業進出すると、当然先輩たちに物事の進め方を学ばなくてはいけない状況にはなってきましたけれど。バンド仲間に「俺が おまえらをデビューさせてやる」って言ったことを、心の奥底にずっと持っていたので、どこかでエイベックスの松浦(勝人)さんに憧れていたところがありました。ちなみに、そのバンドは実力があったので、僕とは全く関係のないところで売れちゃいましたけど(笑)。

————先駆者として、何事においてもゼロから1にする大変さがあったのではないですか?

藤:ゼロを1にする時は他に競争相手がいないけれど、成功するとそれと同じようなことをする人が出てくるので、当然競争が激しくなるという大変さはあります。

黒:THE NINE WORLDSプロジェクトに関していえば、自分がこれまでEXILEで培ったエンタテインメント、そしてLDHが作ったシステムや土台があるので、正確に言えば僕はゼロからのスタートではないのですが、このプロジェクトをきっかけにしてアジアの入り口である福岡をまず盛り上げることで、いずれは東京やアジアに発信できるエンタテインメントを作っていきたいと思っています。

藤:社長的な立場から言わせてもらうと、九州にLDHのようなシステムを持っていくという視点が新しくていいなと思いましたし、啓司さんのような方がいてくれるのは非常にありがたいです。ぜひ実現してください。

————藤田社長の現在の夢、目標はありますか?

藤:まずはAbemaTVをインターネット動画サービスのひとつではなくマスメディアにしたいという目標があります。みんながつい観てしまいたくなるサービスを作ることができると思っているので、今はAbema TVをそういうマスメディアと呼べるサービスにすべく、100%そこに集中しています。(開局から)まだ半年しか経っていないし、AbemaTVの存在感や一般への普及はまだまだですから、ここから真価が問われると思います。「BPM」の未来にしても、今より も10倍くらいの方に観てもらいたいですし。今の段階は視聴数というよりも、まず質が高い番組をやっているんだと認めてもらわなければいけない。Abe maTVは音楽と相性がいいと思っていますし、「BPM」ではすでに様々なアーティスト同士の繋がりが生まれているので、これからもっと広がりそうですよね。

黒:今後も楽しみにしてください!