NEWS 01 Sep 2018-TOPICS

月刊EXILE 2018.9月号 森永邦彦さん対談

月刊EXILE 2018.9月号 森永邦彦さん対談画像①
月刊EXILE 2018.9月号 森永邦彦さん対談画像②
月刊EXILE 2018.9月号 森永邦彦さん対談画像③

黒木啓司(以下黒木):(振動で進む方向を探っていく体験を終えて)初めは難しかったですけど、面白いですね。これは、未来の服なんですか?

森永邦彦(以下森永):視覚ではない新しい感覚を持つためのきっかけになればと思って作ったんです。

黒木:温度で服の硬さが変わるんですよね?

森永:最初は“これ本当に着れるの?”と思うくらい、硬かったと思うんですけど、体温に馴染んで柔らかくなっていくんです。

黒木:普通にある素材なんですか?

森永:このために作りました。ファッションではない素材の開発をしている化学会社があって、その素材を洋服にできるようにアップデートして作りました。

黒木:真鍋さんとはよくご一緒されるんですか?

森永:アンリアレイジのパリでのコレクションや展示会を一緒に作ってもらっています。テクノロジーを用いて、洋服の機能や在り方を提示できないかと話している中で、“ダイアログ・イン・ザ・ダーク”という、暗闇で盲目の人たちがどう空間を感じているのかという研究をしている団体と出会い、この“echo wear”の製作に至りました。真鍋さんとも面識があるんですよね?

黒木:はい、真鍋さんとはこの連載で対談もさせていただきました。エンタテインメントと科学にすごく興味があって。この“echo”も楽しみながら体験させていただきました。いろんな可能性が広がりますよね?

森永:目では感じ取れないものを、服を通じて感じられる可能性とか、カメラが進化していけば、人の目に見えないものまで感知して服が振動で教えてくれるかもしれない。ものすごい遠くの天体や星を捉えて教えてくれたり。

黒木:なるほど。ちなみに、アンリアレイジってどういう意味なんですか?

森永:“リアル”と“アンリアル”と“エイジ”。日常と非日常と時代を組み合わせてアンリアレイジ。ファッションの新しい概念を僕たちはアップデートしていきたいと思っているので。

黒木:パリコレで光を発する洋服を発表されていたじゃないですか。あれなんかも、盲目の人がそういう服を着て、光を発してその反射によって振動して、モノとの距離を測れるようになる……とか、いろいろと想像が膨らみますね。

森永:今は、センサーで感じたものを振動に変えているんですけど、これを音に変えることもできますし、アウトプットはいろいろとあります。

黒木:俺もこういう研究に入りたいな。

森永:ぜひ!

黒木:ダンスの動きを取り入れた研究など、役立てることもあると思うので、これからいろいろとご一緒できると嬉しいです。

森永:よろしくお願いします。

黒木:まずは、ぜひ秋にアンリアレイジのパリでのコレクションに行かせてください(笑)。