NEWS 01 Jul 2018-TOPICS

月刊EXILE 2018.7月号 手島竜司さん対談

月刊EXILE 2018.7月号 手島竜司さん対談画像①
月刊EXILE 2018.7月号 手島竜司さん対談画像②
月刊EXILE 2018.7月号 手島竜司さん対談画像③

啓司:パリでご活躍をされている熊本出身のシェフがいると、米野さんからお伺いして、今回お忙しい中対談させていただいて、本当にありがとうございます。

手島:こちらこそです。普段はパリにいるんですが、今回、“CRAFT SAKE WEEK”というイベントに出店するために、東京に来ていたので、このタイミングでお会いすることができてよかったです。

啓司:すごく賑わっていますね。今日は、“九州・沖縄の日”で九州と沖縄の蔵元さんが出店している日なんですよね。

手島:そうなんです。私たちの飲食ブースは5日間の出店なんですが、全都道府県を網羅した酒蔵が、1日10蔵ずつ入れ替わり、11日間で合計110蔵が集うイベントなんです。

啓司:お酒のイベントってワクワクしますね。実はつい先日、米野さんと対談させていただいて、日本酒を教えていただいたところだったんです。

手島:米野さんは、僕が料理を始めた頃から有名で、すでにご活躍をされていたので、お話しすることもはばかられるくらいの存在でした。ソムリエとして憧れの大先輩でしたし、手島竜司としてちゃんと話ができるようになったのは、フランスに行ってからです。

──くまモンのイベントをパリで行った時に、手島さんのお店をお借りしたとおっしゃっていました。

手島:そうなんです。小山薫堂さんにも来ていただいて、その後も京都の下鴨茶寮で一緒にコラボイベントをさせていただいたこともあります。

啓司:僕も去年のクリスマスに 下鴨茶寮にお邪魔させていただきました。

手島:お酒の業界はもちろんですが、飲食業界でも小山さんと米野さんは有名な方々ですし、 同じ熊本出身として光栄です。

──今回の“CRAFT SAKE WEEK”用に、メニューを考えられたんですよね?

手島:そうなんです。日本人が好きそうな味に変えていますが、あえてフランスを感じるような料理に仕上げています。ブルターニュ産のオマール海老が有名なので、この食材を使って、フランスで好まれるビスクに仕立てて、日本酒にも合うように作ってみました。下はリゾットになっています。

啓司:(ひと口食べて)めちゃくちゃ美味しい!

手島:あとはジャガイモにコンテチーズをかけただけの素材の味を楽しんでいただく一皿と、デザートでプロフィットロールというシュークリームのクリームがアイスになったチョコレート掛け。日本酒に合うように、エストラゴンというハーブを使って風味を加えています。

啓司:(まだリゾットを夢中で食べて)これ、本当に美味しい。絶対に食べたほうがいいよ!

手島:ありがとうございます!

──食材もフランスから持ってこられたんですよね?

手島:そうなんです。実はさっき会場で、熊本の酒蔵の人に会ったら、同級生だったんです。

啓司:すごいですね。ぜひ会ってみたいです!ここに呼んでもらえますか?

手島:大丈夫だと思いますよ。“花の香酒造”といって熊本の酒蔵なんですが、震災で壊れてしまって、 かなり苦労しながら命懸けで作っているんです。

 <花の香酒造の神田清隆さん登場>

啓司:初めまして。

神田:突然すみません(笑)。ぜひうちの日本酒“花の香”を飲んでみてください!

啓司:(ひと口飲んで)あ、俺の好きなタイプ!すっきりした華やかさがありますね。

神田:ありがとうございます。

啓司:フランスで日本酒は流行っているんですか?

手島:2014年くらいから、クールジャパンで日本が世界に向けてお酒をアピールし始めたこともあって、広く知ってもらえるようにはなりました。でも、日本酒もたくさんありますし、なかなか難しくて伝え手が追いついていないのが実情ですかね?

啓司:なるほど。結構熊本には帰られてるんですか?

手島:そうですね、頻繁ではないですが。実は本当は、熊本でお店を出そうと思っていたんです。郷土料理のお店を作ろうと思って、本契約をした4時間後に震災に遭って、損壊してしまったんです。

啓司:そうだったんですね。

手島:熊本の観光名所なども被害に遭って、それこそ熊本城も壊れてしまっているじゃないですか。料理でできることは限られてますけど、熊本のために何かをしたいと思っています。

啓司:僕でよければ、ぜひご一緒させてください。熊本城で行われた熊本復興ねぶたにも参加させていただいたり、子どもたちにダンスを教えたり、熊本にはよく訪れていますので。

手島:ありがとうございます。熊本市の親善大使もやっているので、何か一緒にできると嬉しいです。

啓司:前号で対談させてもらった、福岡のGohさんや三原豆腐店など、僕も飲食業界の知り合いがいるので、皆さんで何か面白いことをやれるといいで
すね。

手島:ぜひお願いします!僕は、料理業界を盛り上げたいと思って、いろんなイベントなどにも積極的に参加するようにしています。正直、料理人を目指す人が少なくなってきていて、若手がいないんです。少し無理をしながらでも、イベントに参加することで、料理を通じて出会いが生まれることを望んでいます。今、小山薫堂さんが仕掛け人となって、Red U-35という若手の料理人たちが競うイベントが盛り上がってきていているので、料理業界の底上げにも期待ができるんじゃないかと思っています。

啓司:熊本で何かをやるときには、ぜひ呼んでください!